現在は心療内科の標榜は外していますが、不安障害である(パニック障害、強迫性障害、社会不安障害)および不眠症の治療は継続しております。
通常、パニック障害にはSSRI、強迫性障害にはトリプタノールとかアナフラニールという3環形抗うつ剤と共に抗不安薬を用いる事が多いのですが、服用をためらわれる方も多いのではと思われます。
元々、不安と鬱は関連性が強く、たっぷりと睡眠をとり不安を軽減する事で鬱が改善する事も多いのです。不安も鬱も胃腸虚弱の方に多く、胃腸が弱いと肝胆機能が低下して怯えが強まり、パニックや確認観念や確認行動の発作がはじまるのではという予期不安も強くなります。胃腸を丈夫にしながら肝胆機能を賦活して怯えから解放しようという考え方が東洋医学の戦略です。
また漢方と呼吸法は相性がよく、正しい姿勢で深い呼吸にする事で心のざわつき(イライラ、不安、焦り、緊張)を解放します。不安の強い現代人は呼吸が浅くなっています。呼吸を深くすることで睡眠の質も良くなり、因みに私は睡眠時も昼寝の際も寝付くのに10分かかりません。
呼吸法は外来で御指導しております。
一度御試しください。