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ゲン通信  
No.8【月経困難症】
今月のテーマは「痛み」のなかでも多くの女性を悩ませている「月経困難症」です。
まず、月経困難症は子宮筋腫や最近話題の子宮内膜症等、器質的な疾患を有するものと 器質的疾患のない機能性月経困難症に分けられますが、今回は機能的月経困難症につい てお話しします。「月経困難症」の原因としては、月経前子宮内膜で産生されるPG (プロスタグランディン)が子宮筋層内に流入し子宮を収縮させる為と考えられていますが 、それ以上の詳しいことは、未だ不明です。
治療は対処療法として、耐えられない様な強い痛みにはPGの産生を抑制するNSAID (非ステロイド性消炎鎮痛剤)の座薬を用います。通常の痛みには、同じくNSAIDのメ] フェナム散と臭化ブチルスコポラミンの併用が有効ですが、それでも無効の場合や、スト レス、冷え、のぼせ、便秘、胃腸虚弱等、他の症状がある場合には、東洋医学的治療をお勧 めします。東洋医学では月経痛は「不通即痛」といって「気・血・水」が通らないと即ち 痛む、と考え、血行の良くない人におこり易いと考えます。また、痛む部分を撫でると痛み が楽になる場合とそうでない場合、あるいは冷やすと痛むか、そうでないかによって、 処方を考えます。
具体的な処方例としては、冷えのみでのぼせがなく夕方足がむくむ場合は当帰芍薬散、赤ら 顔で便秘の著しい場合は通導散、月経前から痛み、便秘と共にイライラする場合は桃核承気 湯、胃腸虚弱など体質の虚弱な方には当帰建中湯が頻用されます。他にも、当帰四逆加呉茱 萸生姜湯、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、牛膝散、折衝飲、正気天香湯、等があげられます。ま た、芍薬甘草湯は月経前に用いるとメフェナム散と同じような効果が得られます。


 
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